最近のお葬式に思う事
2024年6月30日
こんにちは一級葬祭ディレクターのTです。タイトルの最近のお葬式に思うことですが、コロナ後に変化したというのは実は少し語弊がありまして少人数規模のお葬式はコロナ禍によってより加速したというのがこの業界に起こったことだと考えています。
表現は少し暴力的でありますがタイムパフォーマンスが今の人々にとって重要であることが感じられます。お葬式のタイムテーブルではざっくりですが
ご臨終→打ち合わせ→通夜→葬儀→火葬→お骨の自宅への安置です。実は決めごとを決定した後は通夜、そして葬儀までの空いた時間は結構あったりします。その間に家の事をしたり仕事をしたりとやっておきたいことが山ほどあるのが忙しい現代人です。
身内が亡くなって忙しい毎日に葬儀後の事柄を追加されて毎日を圧迫されているようにさえ感じます。それぞれの事情が複雑です。
そんな中、「私どもが居りますのでこの場を離れられてもよいですよ?」と遺族へ声をかけると「え?いいの?」と驚かれたりします。確かに昔は離れずに死者の番をすることがあったかもしれません。しかしお葬式は今後家族が困らないようにするために行うものだと私は考えています。最低限、親族がいらっしゃる時間だとか弔問がいらっしゃる時間であれば居ていただきますが、それ以外は自由に事を進めてほしいと思います。空気のように存在するお葬式の空間にある遺族を困らせる常識みたいなものはどんどん提案して消していきたいと考えています。
どうぞ私どもに事情と共にご希望をご相談くださいませ。